今月のひとこと

  無性に寂しい時、母の「愛」に飢えている時、暴走してしまう人がおります。
  どうしようもなく寂しいというだけで、次々に求めてしまうのです。
  そして、どんなに大きなものを掴み取ったとしても満足できません。
  なぜかその寂しさは、やりようのない空しさに変わり、無計画のまま、
  規律に反しても、さらに次のものを求めます。自分だけではどうしようもない、
  どうしても止められないのです。
  暴走を引き止められるのは、母の「愛」と、それに変われる人間の「愛」と、
  他人に向ける自分の中の「愛」だけなのです。
  悲しいことに、自分ではそれに気づかないのです。気づけないのです。  2006.2




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