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Q)(訪問NS)板垣さんが連携していく中で、なぜ医師に情報が届いていなかったのか?
Q)同じように連携の難しさを感じている。医師に情報が届いていなかったのは何故?
A)(板垣)情報は届いていたが、医師は急を要することと感じておらず、返答をしてくれなかった。
コミュニケーションのズレ。思いが伝わっていなかった。
Q)大学・大学院にいて理論をしっかり学んだが、技術のなさのギャップを感じた中西さんの話を
聞き、自分がこれから出会う場面のように思った。
そういう経験をした中西さんの観点から4年生大学の教育のありかた、これでいいのか聴きた
い。
ギャップを感じずにすむような教育形態は?
A)(中西)自分の学ぶ姿勢もあった。実習終わってからカンファレンス。自分のできなかった部
分、疑問点を仲間と議論する場があった。
看護過程の展開の仕方、この理論はこう・・・など
現場はそんなに悠長にやっていられるわけではない。
自分が臨床現場で経験したのは「流されていってしまう」ということだった。
「本当にこれでいいのか」[他の人はどうやっているのか]など話される機会・打ち明ける
場がない。カンファレンスに慣れておらず、不消化で終わっている現実があるのでは。
教育がどうあるべきか分からないが、NSにも実践の研修が必要なのではないかと感じてい
る。
A)(実際に学生を指導している大学教員の立場から)
受け入れ病院で卒業生が使えるようになっているかというとなかなか難しいというフィードバッ
クが返ってきている。
「一緒に育てていきましょうということで」
自分も半年病棟に行かないとギャップを感じる。実習にいかな間に病棟に行って自分が磨
きをかけられるかというと、 そうも行かない業務状況である。
技術面はギャップを感じていると個人的に思っている。
学生がどういう風に物事を考えていくかということ、どうやって自分に磨きをかけ、患者の問
題、問題思考で物事を考 えていくという思考のトレーニングをしていると言い聞かせながら
教育をしている。
4年間でパーフェクトになれるわけがない。
勉強の仕方を学んでいかねばならない。
世の中の動きも早い。いかに情報をキャッチしてバージョンアップしていくことを学ぶのが大事
だと思っている。
理想と現実のギャップを埋めるための、思考・学習態度を学ぶのが大事ではと思いながら教
育に携わっている。
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