■ 遠隔地移送付添看護
入院先や入所先から、地方の自宅又は他の病院・施設へ移られることに
不安を抱いている方々のために、主治医や担当ナースの指示・助言を仰
ぎ、可能な限りの危機管理のもとに、移送のための調整手配も行いなが
ら、できるだけご希望の日時に合わせて実施いたします。状況により、
1〜2名付き添って参ります。この際、主治医の了解の下に、指示通り
の処置・治療を、別途、医療行為として実施いたします。
<ケース例>
M氏 69歳 女性 腎臓腫瘍(肺、脳転移)
(病院からの依頼)
ご主人と四国の高松で2人暮らしをしていた。腎臓腫瘍から肺、
脳へと転移し、治療目的で上京していた。
「治療できることはすべて行った。これ以上の治療はない。今を
逃したら、家へ帰ることはできなくなるだろう。」という医師の説
明と「家に帰りたい」という本人の思いを家族が受け止め外泊、
転院を決意した。
家に帰るためには、飛行機に乗って数時間の長旅をしなければな
らない。中心静脈カテーテルも挿入のまま、容態も不安定である
為依頼を受け、帰省に同行することになった。
病院では意識がぼんやりとし焦点の合わない目つきだったが、高
松空港に到着し「帰ってきましたよ」と声をかけると満面の笑み
を浮かべ指で『OK』のサインを出した。そして、転院までの2泊
を懐かしい我が家で過ごしたが、病院で見せていた表情とは全く
違う家での妻としての、母としての顔を見せたのだった。
「一晩たっていかがですか」と問うと「実感!」とMさんは答え、
我が家での雰囲気を身体で感じているようだった。Mさんのはっ
きりとした表情、言葉、行動の変化に家族は驚いていた。
そして在宅での療養生活ができないだろうかという事を、考え始
めていた。
その後いったんは地元の病院へ入院し、体制を整え半年間を我が
家で過ごした後、病院で旅立った。
入会金 10,000円 (1回利用)
遠隔地移送付添看護 旅行付添看護(1日 105,000円)に準ずるが、交通の便
による
危機管理料 52,500円 (状況による)
移送調整手配料 21,000円 (状況による)
旅費、宿泊費
◇
訪問看護
◇ 付添い看護
◇ 長時間付添い看護
◇ 外出、外泊付添い看護
◇ 旅行付添い看護
◆ 遠隔地移送付添い看護
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