新事業   施設   教育   研修(笑いとコミュニケーション)

      


 

  1931年、ある登山家がヒマラヤ山中で迷い、数百種類の高山植物が咲き乱れる
谷を見つけました。
彼はその場所を「花の谷」と名付けました。そこはまた、インド神話の神ハヌマーン
が万病の薬草を探しだした場所として、語り伝えられています。
南房総の「花の谷クリニック」では、院内で、在宅で、ホスピス精神に基づいた活動
に力を入れたいと考えています。皆様とともに、心の通い合うクリニックを築いてい
きたいと願っています。

                     千葉県安房郡千倉町白子2446
                       医療法人社団 花の谷クリニック

                                  院長 伊藤真美
                                      スタッフ一同


          *花の谷クリニック

東京駅から特急電車で2時間、青く透き通っている空と塩の香りがする千葉県
の千倉駅に到着した。

                          
                        クリニックから車で3分
                                  青く透き通った海と潮風が迎えてくれる。>
  
 海沿いの道を車で5分、花の谷クリニックに到着。
<風景を壊さないように建てられた看板>

外観は緑に囲まれ、平屋の木造建築でクリニックというよりペンションのようなイ
メージにうけた。
クリニック内は木造建築で、入院病棟は各部屋が広く、ベッドのままベランダに
移動できるようになっており、庭からラズベリーの実を採って食べられたり、畳の
部屋、キッチン、ホール、ビール・ワインが飲めるカウンターバー、更にその奥に
は、見た目にも楽しく、食欲がわきそうな食事を提供してくれそうなコックさん
等々、温かい雰囲気がし、私が以前経験した病院の検温、検査、回診等
で個人のプライバシーのない集団生活からはかけ離れた、穏やかな生活でゆ
ったりとした時間が流れていた。

               
              <ゆったりとした空間と、木の温もりが伝わってくるホール>

              
<室内から庭の花と草木が見れ、ベッド                  <家族が寝泊りできるソファーベッド>
 のままベランダに出てブルーベリーを
 とって食べることも・・・>


クリニックでは外来は内科一般、在宅ケアは訪問診療・看護、居宅介護支援事業、通所リハビリテーション、入院は緩和医療・ショートスティなど幅広く対応しており、小児の場合はスタッフルーム内にベッドが置いてあり、常に目の届く環境になっていた。

 

◇◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◇

〜研修報告〜

今回の研修は在宅看護研究センターの代表が、上記・花の谷クリニックで『いの
ちを支える看護』という演題で講演するということで同行した。参加者は看護師
が半分、介護、医療関係者、一般の方という順で 50人くらいのアットホームな
感じで進められた。

代表の話は何度聞いても原点に振り返るきっかけになる・・・が、代表のことだ
から、いつ私に意見を振るか・・・いや、振って下さるのか・・・わからない為、常
にドキドキしていた。
(私の脈は常に100回以上で、意見を求められた時は頭の中は真っ白・・・!)

私が興味を持ったのは、栄養士の患者さんに真正面から向き合えないという
相談と、訪問看護師の在宅死された方に関わり1年たった今も、あれで良か
ったのかのかと悩んでいるという相談だった。

栄養士の方はチーム医療という点で臨床の場にいた時、私も栄養士に働きか
けた事がなかったことを振り返ることができた。また、今回の相談内容から、精
神的な面を医療者がもっとサポートできれば、食事ももう少し理解してもらえ
るのではないか、またチーム医療の大切さと、在宅で自分が関わることになった
ら、一歩外にでるといろんなお店があり、気軽に購入できる環境で、どんな風
に働きかけるのか、かけられるのかと考えさせられた。

また、訪問看護師の方は、本人が選択した在宅死を家族と共に話し合いな
がら、本人の望む形にできたのに、なぜ悩むのか不思議だった。本人が最期
まで在宅を望み、家族が同意し、医療者がサポートする、本人、家族が主役
で医療者が脇役という在宅医療の醍醐味ではないか、と思った。同時にこの
ケース、私だったら悩んでいるか・・・その方が疑問!

この会社に入り、振り返ることはたくさんあるけれど、相談して解決方法を導
いてもらえる環境にあることを感じた。


 

       
                   <講演の様子>

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 
 
                    
   右) 院長 伊藤先生  中央) センター代表 村松  左) 当社代表取締役 稲留    

 

        

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

                          


          
                       【次へ】  【TOPへ】