● 村松 静子 Muramatsu Seiko | ||||||
1947年生まれ。日本赤十字中央女子短期大学卒。厚生省看護研修研究センター、明星大学人文学部心理教育学科を経て、筑波大学大学院修士課程教育研究科カウンセリング専攻修了。日本赤十字社中央病院、秋田県立脳血管研究センター勤務後、日本赤十字社医療センターICU看護婦長、日本赤十字中央女子短期大学専任講師、日本赤十字看護大学兼任講師を経て、在宅看護研究センター設立、代表就任。 |
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起業家ナースのつぶやき
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vol.45 |
フレキシブルな教育が求められている |
2008-1-17
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現在の日本の医療教育は大きな問題を抱えているようにみえる。超スピードで少子化に向かっているにもかかわらず、進歩する医療技術に追随すべく、看護大学の未だ設置され続けている。確かに、看護師の社会的地位の向上は必要である。しかし、現在の医療のその様をみると、現場と専門とが乖離し、それが広がっているようにもみえる。サービスの専門分化も必要だが、それは病院内の一部のことであって、医療のほとんどは現場であり、現場を無視した専門はあり得ない。
私に届いた1通のメールが、私のこれまでの考えをさらに揺れ動かした。 彼は自らの体験を通して疑問を投げかけている。 私はこの考えに賛同できる。日本の教育のなかでは、迷い、疑問を持つことが許されず、それは逃避とみなされる傾向にある。納得いかない授業でも受け、たとえどうであれ、選択した医療資格を取得するか、耐えられなかったら辞めるしかない。辞めることは「逃げ」と受け止られる。しかし、リタイア組は年々増えているのだ。現在のように通信教育と実習で准看を看護師に昇格できるのなら、一定のゆとりある期間を設け、所定の通信教育と実習を経て看護師の資格試験を受験可能な教育制度を生み出すべきであろう。 |
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vol.44 | 看護の自立をはばむもの その6 :本当にこれでいいの? |
2007-7-28 | ||||
最期は住み慣れた家で・・と、在宅を推進し、これからもっと大事な時期に入る高齢大国わが日本。しかし一方で、訪問看護ステーションが次々に廃止届を提出している。
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vol.43
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開業ナースとしての新たな挑戦 |
2007-5-14
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無我夢中で取り組んできた在宅看護、気がついたら、30代だった私が60歳になっていた。団塊の世代の定年退職。本来その一人のはずの私なのだが、未だにウロウロしている。どことはなしに、何とはなしに、空虚感を感じるというのは私の本音である。しかしそうも言ってはいられない。自分がしたいと思い、行ってきたことを放り出すわけにはいかない。
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vol. 1〜3
「心」を思う その1・その2・その3 ●vol.34〜36 國分アイ先生の遺志を継ぐ 安比高原の女(ひと) 介護保険制度の次の手は介護予防?〜今、私が思うこと |