起業家ナースのつぶやき 村松 静子 Muramatsu Seiko |
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vol.21
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ともに創る幸せ4 |
2003-02-08
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開業ナース、同志としての歩み その3 金貞希さんからA4サイズの封筒が届いた。中には1組の新聞と1枚のCD、それに手紙が添えられている。新聞はハングル文字で読めないが、私の顔が載っていることから、以前取材のあった韓国看護協会のものと思われる。CDを聴きたい、観たいと思ったが、残念ながら今のところは観れない。是非、近いうちに拝見したいと思っている。そこで、ここでは同封されていた日本字の手紙の一部を紹介させていただくことにする。 「年明けすぐにマイナス15度という寒い日がありましたが、このところ1月というのに雨混じりの天気になるなど暖かい日が続いています。 韓国の地で、彼女は今日も頑張っている。「今の私に何ができるか。何をすべきか」自問自答しながら、私も今日という日を大切に歩んでいこうと思う。 |
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vol.20
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ともに創る幸せ3 |
2003-01-12
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開業ナース、同志としての歩み その2 『開業ナース』とは、プロ意識を持ち、その時代にマッチした看護機能を核とし、様々な形で独自事業を展開していく看護師のことをいいます。彼らは、常に"看護師にしかできない看護機能とは何か"を模索しています。(新体系看護学34・在宅看護論 p9,メヂカルフレンド社)
金貞希は私に心の内を話してくれた。「病院から出されて、家族では看きれない人たちを看てあげるのだから、宣伝したり、わざわざ頭を下げて歩かなくても集まってくるのだから、私はそれでいいと思ってきたんです。でも村松さんは、それはおかしいと言いましたよね。その意味が今の私には少しわかってきました。他人に頭を下げることはなかなかできそうにありませんからもう少し時間がかかりそうです。こんな私ですが、いろいろ教えて下さい。韓国のこの分野は日本より5年以上遅れています。だから私は、あなたからいろいろ教わりたいんです」。
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vol. 19
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ともに創る幸せ2 |
2002-12-06
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開業ナース、同志としての歩み その1 皆さん、こんにちは。「アンニョン ハシムニカ〜」(拍手・笑) 私の会社は現在、2つあります。1つは「日本在宅看護システム社:Expert Home Nursing Systems Japan,Inc.」、1つは「看護コンサルタント社:Nursing Consultants,Inc.」です。そして2つの会社をまとめているのが研究・企画を全面的に行っている「在宅看護研究センター:Expert HomeNursing Research Center」です。結局は3つあることになるでしょうか。そのほか、地域で「在宅看護研究センター」の考えを引き継いで、事業を興している仲間も居り、今後さらに強固なネットワークを築いていこうと進めているところです。
私は看護の道を歩んで35年、看護教育の道も平行して歩んで30年経ちましたが、今改めて思っていることがあります。それは、現実を見つめ将来を見据えて、社会にとって本当に必要なことを見出すことが必要であるということ。また、看護師に求められていることを認識して行動することが必要であるということ。さらに、看護師にもできる、看護師が行わなければならない新しいものを創って実施していくことが重要であるということです。それらのことは看護師に与えられた責務だと私は思うのです。看護を職業にしている私たちは、看護サービスについて世の中に正しい形で知っていただけるようにしなければならない。そうすることは、看護の質を高めていく上で大切なことなのだと実感させられました。 看護の心は世界共通です。そんな中で出会った金さん、そして皆さんとも大きな輪をつくっていけることを願っております。 「カムサハムニダ〜」 |
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vol. 1〜3 「心」を思う その1・その2・その3 ● vol. 4〜6 看護の自立をはばむもの その1・その2・その3 ● vol. 7〜9 この時期になると浮かんでくるあの光景 その1・その2 私は言いたい、今だから言える ●vol. 10〜12 看護の自立をはばむもの その4ー 開業ナースがゆく その1・その2 ●vol.13〜15 開業ナースがゆくその3 看護の自立をはばむものその4-2 本当にほしいサービスができないわけ ●vol.16〜18 点滴生活雑感 ともに創る幸せ 看護の自立をはばむものその5 ●vol.22〜24 ラーニングナースを位置づける その1なぜ必要か その2応援団はいる ナースの私が抱く疑問〜1.痰の吸引 ●vol.25〜27 ナースの私が抱く疑問〜2 静脈注射 素敵なエッセイの贈り物 疑問は疑問、「今の時代って?」 ●vol.28〜30 看護師の資格の意味を問う 感受性を揺さぶる学習環境が必要なのでは? ラーニングナース制 ●vol.31〜33 40年の歴史をもつ企業内大学老舗『ハンバーガー大学』 介護保険が抱える問題〜看護にこだわる開業ナースの視点から 恩師、國分アイ先生 ●vol.34〜36 國分アイ先生の遺志を継ぐ 安比高原の女(ひと) 介護保険制度の次の手は介護予防?〜今、私が思うこと ●vol.37再び「心」を思う その1vol.38 在宅看護研究センター20回設立記念日を迎えてvol.39「医療行為」、そこに潜む「矛盾点」 ●vol.40 スタッフと共に追求する看護の価値:その1 vol.41スタッフと共に追求する看護の価値:その2 vol42.「在宅医療支援展示室」の誕生、その裏に潜む願い コラム(村松静子)へ戻る |
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